介護職はオーバーワークをしていると言われていますが、実際に残業が多いことを不満に思っている人も少なくありません。

仕事が多いのだから仕方ないと諦めてしまう人も多いものの、自分の努力次第で解決できる可能性があるのは知っておくと良いでしょう。

互いに仕事をカバーし合いながら全員で介護を行っていくという方針の現場では、自分がいくら手早く仕事をしても残業をゼロにするのは困難です。

しかし、残業時間中に何をしているかを思い返してみると解決策が見つかります。

残業中に行っている仕事として典型的なのが書類への記入です。

その日に行った介護内容や申し送り事項について細かく記入する必要がある現場が多く、一日の終わりになってからまとめて記入する人も多いでしょう。

それだけのために何十分もかかり、結果残業時間が長くなってしまいます。

このような問題を抱えているときには、仕事の合間にコツコツと記入する習慣を作るのが大切です。

長い文章を書くのには時間がかかりますが、少しずつ細かなところを記入するだけなら一分もかかりません。

いつもなら一息ついてしまおうと考えるタイミングで、書類を開いて書けるところは記入するという形を作ると一通りの介助業務が終わったときにはほぼ書類が仕上がっているはずです。

すると、残業時間を大幅に短縮できる可能性があるのです。

書類の記入はまとめてやるとストレスになりやすく、能率も下がるのでこまめに行いましょう。